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ダイナミックな肉料理が目玉の本格イタリアンのブランディング。

Project
店舗ブランディング
Cliant
TAVERNETTA da KITAYAMA
北イタリアで修行してきたシェフとソムリエのお二人が、本格イタリアンレストランをオープンするということで、ロゴデザインをはじめとしたビジュアルツールの制作をご依頼いただきました。『TAVERNETTA da KITAYAMA』は、本場の北イタリア料理と豪快な料理にぴったりのワインを提供するレストラン。「日本発のイタリアンレストランというより、本場の雰囲気を感じられる店にしたい。」「料理は繊細だが、店は無骨なイメージで。気取らずカジュアルに利用できる店にしたい。」などのご要望をいただきました。

Process.1 空間イメージとの整合性を図る

設計事務所と連携し創り上げる理想のお店。

設計事務所TOFUさんと連携しながら、店舗設計と平行してレストランのイメージを展開していきました。空間とグラフィックの方向性がマッチングしないと目指すべきお店にならない。そのため、密なコミュニケーションでブレないゴール設定をし、『TAVERNETTA da KITAYAMA』オーナーのイメージする理想のレストランを形にしていきました。

Process.2 まずは、ストーリーづくりから

コンセプトストーリーで、レストランのイメージを固めていく。

オーナーのご要望は、「気軽に利用して欲しいけど、チェーン店のようなカジュアルさではなく、さり気なくイタリア感を忍ばせて本場の空気を伝えたい」ということ。オーナーのお二人は、作りたいレストランの明確なイメージを持っていたため、そのメッセージが伝わるストーリーづくりが必要だと感じました。そこでお手本にしたのが、豪快で気さくなイタリア人の日常。レストランが伝えたいことを、そのままストーリーに重ね合わせました。

Process.3 ロゴマークのありかた

わかりやすいイタリア感はいらない。本場の空気をさり気なく伝えたい。

レストランのシンボルとなるロゴマークには、海外経験が豊富なイラストレーターTAKESHIさんのイラストを起用。気取らない大人の遊び心のあるロゴマークは、看板としての機能も考慮。イタリア国旗のカラーである赤・緑・白の3色で仕上げました。

Process.4 展開物は平面から立体まで

さり気ない工夫を施した、大人の遊び心を感じさせるツール制作。

オープンDM、オーナーの名刺、ショップカードなども制作。メインビジュアルには、ロゴと同じくイタリアの空気感が漂うTAKESHIさんのイラストを使用。レストランの顔となる看板には特にこだわり、納得のいく仕上がりを求めて全国の業者に当たりました。その結果、木材を使ってロゴマークを立体的に表現した看板が完成。レストランは細い道を入った少しわかりづらい立地環境だったため、通りからもお店の存在がわかるように看板の設置角度にも気を配りました。

Process.5 継続してのお付き合い

レストランのイメージの定着を図る、周年DMも毎年制作。

キービジュアルは継続してTAKESHIさんのイラストに。シンプルでありながらも印刷加工にこだわったユニークなDMで、ビジュアル面でもTAVERNETTA da KITAYAMAのファンを増やしました。

Interview

ミシュランに2年連続で選ばれる人気店に!
オーナーシェフ北山伸也さんにご感想を伺いました。

ロゴをはじめ、イメージ構築を行ったご感想はいかがでしょうか?

満足しています。自分たちの中で店作りをするにあたって、言語化できなかったものを引っ張り出して形にしてもらえました。お客様にとって、親しみやすく分かりやすいイメージを提案していただけました。

人気の秘密はもちろんおいしい料理にワインですが、デザイン面でもお役に立ちましたでしょうか?

そうですね。「飲んで、食って、笑おう」というタヴェルネッタのコンセプトをデザインで表現していただいたことは、お客様にとっては分かりやすく、かつポジティブなイメージとして受け取っていただけたと思います。特に、オープン当初の集客には、大きくインパクトを与えてもらえたのではないでしょうか。

お店の味(商品)とデザインのバランス。主張しすぎるデザインではなく、おいしそうなお店に見えるシズル感を第一に考えましたが、そのあたりはいかがでしたでしょうか?

丁寧にこちらの要望をヒアリングして頂き、それを踏まえて半歩先をいく色んな案をご提案いただけました。結果には非常に満足しています。また次の展開がある場合もぜひ相談させていただきたいです。有難うございました!

こちらこそありがとうございました。次回の展開が楽しみですね!

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