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牛乳石鹼 × BEAMS JAPAN 「銭湯のススメ」プロモーション

企業と企業を繋げ、人から人、モノからコトへと繋げるキャンペーン。


2019年に創業110周年を迎えた牛乳石鹼共進社。

同社の看板商品である固形石鹸「牛乳石鹼」の新しい世代に向けたファン層拡大に加え、衰退している日本の「銭湯文化」を支援するミッションを掲げ、絶大な人気を誇るセレクトショップ「BEAMS」の中でも日本のものづくりや文化にスポットを当て、新たな価値を見出す「BEAMS JAPAN」とタッグを組んだプロモーション『銭湯のススメ』を、balanceが企画協力しました。

2019年1月〜3月まで実質2ヶ月間キャンペーンですが、年始早々から各メディアやSNSをはじめ話題になり、このためだけにBEAMS総合プロデュースのもと、制作したオリジナルグッズも早々に完売。東京全域の提携銭湯にも若者を中心とした来客が増えた人気キャンペーンとなりました。

新宿 BEAMS JAPANと、梅田 HEP FIVEにてポップアップショップの開催

新宿の「BEAMS JAPAN」エントランスではBEAMSプロデュースで1ヶ月のポップアップショップを行い、人気イラストレーター「長場 雄」さんのアートワークをキービジュアルに、銭湯をイメージした内装で彩られました。

また大阪の商業施設「HEP FIVE」催事スペースでも期間限定で限定銭湯グッズが販売されました。

HEP FIVEでのポップアップショップ

牛乳石鹼×BEAMS JAPAN オリジナルグッズの開発製作〜販売

牛乳石鹼初となる、BEAMSカラーの別注石鹸「橙箱」をはじめ、Tシャツ、キャップ、サコッシュ、洗面器、クリアポーチ、タオル等、「長場雄」氏のイラストを用いたオリジナル銭湯グッズをBEAMSが制作し販売されました。

『銭湯のススメ』情報誌の配布とスタンプラリーの開催

東京都浴場組合公認のもと、銭湯文化のトリビアを掲載した冊子『銭湯のススメ』情報誌を制作し、新宿BEAMS JAPANと梅田BEAMS STREET、東京都内約550の銭湯にも配布されました。

同時に都内約550の銭湯を対象にスタンプラリーを実施。スタンプが貯まるとBEAMSのオリジナル銭湯グッズが当たるしくみづくりで、既存の銭湯ファンはもちろん、これまで銭湯に馴染みの少ない層へも誘引を図ることができました。

都内約550店舗の銭湯を暖簾ジャック

これらの旗印として、都内約550の銭湯で一斉にオリジナル暖簾を掲出し、『牛乳石鹼』と『BEAMS JAPAN』でジャックを実施。

銭湯タイアップイベントの実施

東上野の銭湯「寿湯」では、BEAMS JAPAN総合プロデュースのもと本プロモーションの目玉となるよう、銭湯絵師の「田中みずき」氏によるキービジュアルを用いたオリジナル銭湯壁画を描き起こしていただき、2ヶ月間の壁画ジャックを実施。

また、銭湯活動家として活動する「サウナの梅湯」店主「湊三次郎」氏と、銭湯大使を務めるステファニー・コロイン氏、BEAMS JAPAN バイヤーの「鈴木修司」氏を迎えてトークショーを開催。

2020年度 グッドデザイン賞の受賞

このプロモーションにおける取り組みに評価をいただき、2020年度のグッドデザイン賞を受賞いたしました。
以下、審査コメントより。


銭湯とそこへ通う動機付けをうまくデザインでつなぎ、衰退しつつある銭湯に社会が目を向けるきっかけをつくった。銭湯内のデザインやイベント、巡回するしくみづくり、魅力的なグッズ開発など、若者の心をつかむためのコミュニケーションデザインも細部にわたり行き届いている。550もの銭湯を巻き込んだスケール感、著名なブランド同士がコラボレーションすることによる社会的な影響力もしっかり計算されている。銭湯の文化的な側面にも着目し、銭湯という存在を若者の価値観に合うように新しくデザインし直した点は大きい。

Client
牛乳石鹼共進社
Agency
Book Mark Japan
Producer
BEAMS JAPAN
Planner
balance 島田智之
Creative Director
balance 島田智之
Art Director
balance 古賀光弦
Designer
balance 山野里奈
Illustrator
長場雄
Art Work
田中みずき(寿湯 銭湯絵)
Architect
BEAMS JAPAN
Editer
KICHI 柴田隆寛・鮫島雄一

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