自宅マンションでのお話。
僕は大阪の下町育ちなので近所付き合いというものが濃く、ドラマのように調味料の貸し借りでお隣さんが来るというシーンが大げさではない環境に育ちました。
家庭を持ってマンションに引っ越して来ると、隣は何をする人ぞ??的な日常にすごく違和感を感じました。
もちろんここでも何家族かは、旅行に行くとお土産をいただいたり、お返しをしたりという一家も居るのですが、極端にコミュニケーション拒否される方もいます。
まぁ近所付き合いが苦手なのでマンションに住むという考え方もあるんでしょうが、ものすごく愛想のいい小学生もいれば、会釈しても無視されるサラリーマン風のオジさん、、、。
と書くと、このオジさんなんかは非常に極悪な人柄に聞こえますが(笑)、普通に話をする機会なんかがあれば、たぶん普通の人だと思うんですよね。
大人のケンカでもそうですが、完全にコミュニケーション不足の問題。
自己主張というか、客観視できない思考に固まってる事が多いんじゃないかな。
それなりの人生経験もあるんだし。
デザインの仕事でもデザイン作業とか已然に、コミュニケーションがきちんと出来ているかどうか?
が最も重要視されています。
言い換えれば、そこをひも解いていく作業もデザインの一環。
ここを無視してはブレイクスルーできないというか、ここがこの仕事の面白さの醍醐味だと思います。
普通に気持ちを前向きにさせるコミュニケーション力は大事。
じゃないと成功しない。
以前何かで読んだ東京のデザイナーさんは、タクシーを降りる際にほんの少しだけ料金を多く支払うらしい。(10円とかそんな感じですが)
ちょっとだけ気分が良くなったドライバーが、次の乗客にも無意識に気持ちよく接し、その乗客も気分良く乗車、その次の人も、その次の人もと、連鎖が続いて行く、、、、。
やり方は別として、ちょっとでも世の中が明るくなる努力というか、そういう波紋の事考えてる自体面白いな、と思いました。
僕も出来ているか分かりませんが、人を気遣う心や、気の回し方って後に大きな力を生むと思います。
Archive for 7月 20th, 2009
2009.7.20 at 02:25
TITLE: 伝達の力