外出自粛で、最寄りのスーパーくらいしか行けなかった最近でしたが、限られた中で
ちょっとでも楽しみを見出そうと普段の散歩ルートを少し変えてみたところ、
偶然手仕事作家さんのアトリエを見つけた。
実演(というか作業場)されているので、単なる興味本位でガラス越しに覗いていたところ
『中でじっくりどうぞ〜』のお声がけ。
昔からデパートの催事(イメージ的には上層階)にいけば出会える手仕事作家さんのものづくり現場ですが
触手が伸びたのは、単純に歳をとったからでしょうか?
いや、しかし実物を手に取るとデザインの美しさと、手仕事の完成度に驚き
強度はもちろん、使い込めば表面も飴色に変わり、20年は使えますとのことで持ち帰り。
単純に日用品、生活使いではありますが、安価で大量生産されるものとは違い、
手にとって見ると佇まいはとても美しく、置いているだけでも何に使おうかワクワクさせてくれるもんですね。
職人が途絶えると、この技術や製品も無くなってしまうので
ここはご近所でもありますし応援という意味も込めて、いくつか持ち帰りました。
作家さんのことを調べると、結構アーティスティックな作品群で二度驚き。
竹かご屋・辰巳康雄さん
コロナによる悪影響ばかり目立ちますが、家に居る時間が長いことで、普段の生活を少し見直したり
ちょっと日常使いのものをアップデートする喜びなど、ポジティブに見直すタイミングでもあるのかな?
なんて個人的には思ったりしています。
出張のついでにリサーチもかねて、東京オペラシティで開催されていた、
「トム・サックス ティーセレモニー」へ。
シニカルだったり、見ていると笑えてしまう
ユーモアのあるディテールのある作品(しかもかっこいい)ながら、
日本文化、茶道の本質の断片を知ることができる面白い展示でした。
今年に入って人生ベスト50本に入る映画に出会いました!!それも、2本も。
『ロープ〜戦場の生命線〜』と『君の名前で僕を呼んで』。
後者は現在上映中です。
※上映が始まって1ヶ月経ったので、観に行かれる方はお早めに。
まずは『ロープ〜戦場の生命線〜』の感想から。
脚本最高、役者最高、ラストの爽快感が最高な映画です。
特に主役のベニチオ・デル・トロが最高!!かっこいい!!
(※ネットから画像を引用させていただいてます。荒くてすみません)
以下、あらすじを。
停戦中のバルカン半島で、村の井戸に死体が投げ込まれます。
村人たちの生活用水を取り戻そうと、
国際援助活動家の主人公たちが死体を井戸から引き上げるためにロープを求めて彷徨う、というストーリーです。
ただ、ロープが必要なだけなのに、それがなかなか手に入らない。
映画館で頑張れ〜っ!と心の中で応援しながら見ていたら、ラストのシーンで笑顔になってしまう展開が待っていました。
余談ですが、おじさんになったティム・ロビンスの演技もたまらないので、
ショーシャンク好きな方、必見です。
次に、『君の名前で僕を呼んで』。
一言で言うと、初めから終わりまでずっと美しい映画です。
自然、風と光が通る豪邸、主役2人の容姿、街、服装、食べ物、音楽…
スクリーンに映る全てが本当に綺麗です。
そして、主人公の両親の愛情深さがこの映画のやわらかい空気を作り出している要因かなぁと思いました。
(※ネットから画像を引用させていただいてます。)
以下、あらすじです。
1980年代の北イタリアの夏。エリオ君とオリバーさんが恋に落ちるというお話です。
主人公のエリオ一家の元へ訪れた大学院生のオリバーが、エリオのお父さん(大学教授)の研究の助手として夏の間エリオ一家と共に過ごし、そこで2人は恋に落ちます。
この映画を見ていて気持ちよかったのが、主役二人がゲイであることに特に深刻に悩んだりする場面がなく、
エリオ君の両親もそれを普通に受け入れ、二人を優しく見守っているところです。
音楽もすごく良くて、画面の美しさをより引き出しています。
どちらの映画もここでは語りつくせないので、とにかく見て欲しいです。
とは言え、わたしの個人的な感想ですので、あまり期待はせずに。笑
東京出張の合間に、
代田橋CHUBBYで開催されている「LIKE THIS TEES exhibition」へ。
普段はWebサイト中心で販売されているTシャツの実物はもちろん、
素材や過程を知ることのできる展示となっています。
ボタニカルダイで染められたTシャツは他のプロダクトの木くずなどを使って染めているそうです。
(UPCYCLE!)
僕の高校の友人(工場長)が同じデザイン事務所のみなさんと作っているのですが、
シンプルに好きなものやいいと思うものを形にするのって最高だなと思いました。
これらのTシャツやプロダクトはネットショップでも購入できますが、
行ける方はぜひこの機会に行ってみてはいかがでしょうか。
吊り編みされたオーガニックコットンのTシャツはとても着心地がよく、
丈夫で長持ちするのでとてもおすすめです。
またTシャツ以外にも、
好きな人はめちゃくちゃ好きそうな(褒めてます)プロダクトが盛り沢山です。
買ったりもらったりしたもの
LIKE THIS TEES exhibition
9.6 wed – 18 mon / 12:00 – 26:00
at CHUBBY (closed on tuesday)
http://likethisshop.jp/
是が非でも映画館で観て下さい!!『愚行録』。
特に妻夫木聡が良い!満島ひかりも最高!
みんな怖かったけど、平田満には癒されました。
後味の悪さも最高です。笑
映画を観ると、人間って良いなとか、面白いなとか思いますが(その反対ももちろんあります)、今回の感想は「人間って、怖。」でした。
オススメです。
もうすぐ上映も終わりに近づいています。
是が非でも映画館で観て下さい!!(←2回目)
原作も読もうと思います。あ〜、でも怖い。。笑
この前の週末、テレビからなにげなく流れてた番組。
窓の外を見るような感覚で、かかってるついでに見ていたつもりが結果的に最後まで。
ストーリー詳細は書きませんが、ある種人生の理想郷。
こんな老い方をしてみたい。とても美しく丁寧な生き方に憧れました。
見終わってから映画と知りました。
あんまり自分からこういうの選ばないだけに、結構後をひきました。
後を引くと言えばスタッフに教えてもらったこれ。
斬新なストーリー。ある種トラウマの皮剥ぎ映画です。
フランス人って結構残酷描写がきついですよね。
劇場作ではこんなコピーに惹かれて、、、
ズルいコピー!20年に1本は期待しちゃいますが、僕はちょっと期待しすぎました。
ハードコア版ホームアローン。
そんなちょっと残る3本でした。
あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします!
以前あげたブログの写真展に併せ、年末年始を利用してサンフランシスコに行ってきました。
基本はお休みということで、ローカルでゆっくり過ごしながら。。。
滞在中の3日間だけ、ミッション地区(インデペンデントなお店が集まるエリア)のVOYGER SHOPで展示をさせて頂きました。詳しい企画内容はこちら。
開期中、被写体になってくれたモデルさんや色んなシスコ人に来て頂きました。
日本人が撮ったローカルのシスコを、ローカルのシスコの人たちに見てもらうのは、なんともなんとも、、、良かったです。
このコーディネーションはシスコ在住“BAHAMA KANGAROO”こと ゆかさん、そして相方のなおきさんにも手伝って頂きました。
そんなお二人もアート活動を現地でしており、アーティスト映像がご覧になれます。
サイトでも作品をご覧になれます。
とってもかっこいい。
サンフランススコMOMAにもいきながら
彼らがペインティングをお手伝いしてる作品も見にいきつつ、、、
僕のつぼはこちらのジャーマン写真家Bernd and Hilla Becherでした。渋い。
アートが根付いたサンフランシスコの年末年始でした。
オリンピック熱も冷めたこの頃ですが、ひょんな出会いからちょっと集めています。
1980年モスクワオリンピックのキャラクター、こぐまのミーシャ。
もともとロシアのキャラクターなんですが、日本メイドのアニメなんかもやってました。
左はロシア製、真ん中は香港メイド、そして右は日本は富士銀行のノベルティ。
当時のものですが、お国をまたぐとこんなに違う。
共通して言えるのは、目がちょっとイっちゃってる^^
そしてこちらは最近発売になりました。
アメリカはTrick or Treat Studiosというマスクなんか作ってる会社から出た
ギズモのハンドパペット。リアルサイズで後ろから手を入れて動かせます。
ハンドメイドっぽく見えますが、ちゃんとオフィシャル。
そして、これもどことなく虚なまなざし、、、、。笑
この甘すぎず、辛すぎずの絶妙なバランスが素晴らしいです。
と、人知れずコツコツ収集している44歳の秋でした。
もう5月末のお話ですが、ヤン富田のライブに行ってきました。
ライブに行くわりには、スティールパン、HIPHOPの人、ドゥーピーズ、モンドミュージック
という思いつきな印象だけで、そこまで詳しくは知らなかったんですが、ライブはパルスの洪水
ロマンチックなシンセサイザーの音色は、5時間に及ぶ宇宙旅行でした。
もともと僕も電子音が好きな方ですが、記憶に残る最初のルーツはおそらくこれかな〜。
当時はビデオゲームって言われていましたね。同世代なら一回はお世話になるカルチャー。
これが90年代に入ると、シンセサイザーもちょっとオタク層にしか受け入れられなかったのか、
こんな雑誌もありました。
企画がアヴァンギャルドすぎて確か2,3巻くらいで廃刊になったような、、。
だってアイドルとビンテージシンセですから、フェティッシュも度が過ぎていません??
そんな素晴らしい影響もあり、見様見真似でコツコツ収集もしたこともありましたが、
今や手元に残っているこの1台を思い出し触ってみました。
音はもちろんですが、デザインもいいんですよね、これ。未だ中毒者も多い名機。
シンセサイザー愛といえば、こちらもRoland名機を抱える、ビンテージ愛溢れる写真^^
ビーツインターナショナルのインナースリーブから。
この時期の英国音楽には個人的にも深い思い入れが。
そういえばスタッフに教えてもらったiD-JAPANの動画、
アシッドハウスが出てきた当時の英国周辺の熱狂ぶりをまとめた興味深い内容。
そんな英国に思いを寄せて。。。
列島を震撼させているニュースとタイミングが良すぎるのですが、少し昔の映画、これ見ました。
もう15年前の映画なんですね。
想像していた内容とは少し違いましたが、面白かった。
不気味なロールシャッハテストが示すように、暗くて重い。
実際の事件もそうですが被害者は名前も顔も、未成年でも公表されるのに、加害者は法で守られる。
結局弱いものには強い世の中ですよね、なんでも。
サスペンスなのかホラーなのか、この手の映画はちょこちょこ見てる方だと思いますが、
最近印象的だったのはこの2作。どっちも新作ではありませんが^^;
お隣の韓国産は残酷描写がハードコアすぎて、邦画がすごくライトに見えます。
『DEEP RED』の方はポスターのビジュアルもステキです^^
夏なのに自主規制とかでTVでもあんまりこの手の映画が見られなくなっていますが
エンターティメントというジャンルでは、もう通用しない世の中でしょうか?